施設概要FACILITY

障害を持つ方が就労することの最大の意義は、さまざまな機会を獲得できることです。

1. 自己実現のための機会
   障害を持つ方にも自己実現のための権利があります。就労を通じて自分自身が好きなことや得意なことを見つけ、それを実現する機会が生まれます。自分の可能性を拡げ、能力を発揮し、自分らしい生き方を見つけることができるのです。
2. 社会参加の機会
   就労を通じて、社会とのつながりを持つことができます。社会的ネットワークを広げ、新しい人間関係を構築し、また社会での役割や責任を意識することで自己肯定感や社会的信頼感が増し、社会的孤立を防ぐことができます。
3. スキルアップの機会
   就労を通じて、仕事や日常生活に必要なスキルを磨くことができます。より高度な技術を習得したり、生産性を向上させることで、前述の自己実現や社会参加との相乗効果を生み出すサイクルが実現できれば理想的です。

就労を通じて得た工賃を、生活費や趣味の支出にあてることもできますが、この支出行為自体もまた、上記のような機会の獲得に他なりません。

一方、障害者の就労は、近年その重要性が叫ばれているSDGsのうち「働きがいも経済成長も」という目標に大きく関連しています。

障害者自身が就労により自己実現や経済的自立の機会を得るだけでなく、社会や企業も障害者の能力を活用することで、生産性の向上や社会的責任の果たし方を考えることが求められています。

障害者支援を単純なコスト増と考えては社会的包摂を阻害し、社会全体の持続的な発展に影響を与える可能性がありますし、裏を返せば障害者の就労による社会の多様性拡大は社会的包摂そのもので、社会の持続可能な発展に不可欠なものです。

シーブリーズ美浜は、利用者への機会の提供と社会の多様性への貢献を両輪として、就労継続支援B型施設を運営しています。

所長